『徳島の名所訪問』
徳島の宮崎椅子工場へ訪問に行ったついでに、近場の名所を尋ねました。
NHK総合テレビ番組「鶴瓶(つるべえ)の家族に乾杯」でも放送されていた、脇町の「うだつの町並み」と水瓶などの焼き物で有名な「大谷町」にも足を延ばしました。
うだつがある美馬市とは5年の市町村合併で生まれた市になります。
前は美馬郡の脇町でした。
「うだつ」とは防火に重点を置いた家造 りで、建物の両袖に壁を作ります。
商売で成功したところが競って「うだつ」を 造るようになったそうです。
そこから「うだつが上がる」と言われる ようになったとのことです。
また「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されている町には格子造りの立派な建物も残っています。
思ったのはこれだけの町並みを維持保全していくのは大変なご苦労があるのだと思いました。
古さを維持しながら、保持する費用も基本的には自分で賄いながら暮らしていくというのは、強い思いがなければ成り立ちません。
大変でしょうが頑張って欲しいと思います。
鳴門市には「大谷焼き」という伝統 工芸もあります。
ここは大きな水瓶や有名な水琴窟を造っています。
地元にはその水琴窟の聞ける窯元があります。
心静かにしていると本当に琴の音のような澄んだ音が聞こえてきます。
なにか幻想的な思いでした。
今出来上がっている水琴窟もこんな感じでした。
その甕は口が小さくすぼんでいて、そこに落ちた水滴が琴に似た響いた音を出すのです。
どうしてこれが出来上がったのか不思議ですね。
最近は出張に行くと、ついでにその近辺の町並みや建物や工芸にも足を運ぶようにしています。
どこに行ってもみんな貴重な文化が根付いているのを感じます。
また出張ついでに情報を提供していきたいと思います。