『直島 安藤忠雄の美術館めぐり』
香川・三豊の大河内工務店さんに訪問した際に、直島に行ってきました。
前から行ってみたいと思ってましたが、中々行く機会がありませんでした。
訪問時は瀬戸内芸術祭として直島以外の多くの島も共催でイベントをやっていました。
とにかく女性、それも若い女の子が非常に多かったですね。
安藤忠雄の美術館とはどんなものか大変に興味ありましたが、「なるほどさすがだ」と、うなされました。
島の小さなバスはすし詰め状態で、お目当ての地中美術館は1時間待ちでした。
その間に「李 禹煥(リ ウファン)美術館」を先に見学しました。
ここは李先生と安藤先生がともに語り合って共作したとのことでした。
要は李先生の石と鉄の芸術を最大に効果的に見せるための建物だそうです。
残念ながら内部は全く撮影不可なので、絵葉書でしか見ることは出来ません。
エントランスの壁です。
空の青とコンクリの質感がなんともマッチしていました。
この高さも意味があるのでしょうね。
その後、地中美術館にまわりました。
これは船からの時の写真ですが、ほとんど表に見えずに名の通り「地中美術館」なのです。
ここもコンクリの打ち放しの壁で、この出口からの景色も考えてのことなのでしょう。
随所に「すごいな、なるほど」と思うような建物でした。
最後はベネッセハウスに行きました。
ここは美術館と宿泊が出来る施設になっており、ロケーションも造りも素晴らしいものでした。
こちらはコンクリの打ち放しより石を仕上げに多く使っていました。
そこから帰りのバスまで海岸線を歩きましたが、途中のレストランや案内人の小屋も、どれもこれも美しいフォルムの建物でした。
港に着いたら、ここも安藤忠雄。
どうして耐力壁がないのに、オールガラスで作られているのに許可になるだろう、と不思議でなりません。
壁がない、全てが見通せると建物の雰囲気はガラッと変わります。
でも今は耐震が厳しくなってるのにどうしてなんでしょう。
理屈抜きに、建物は相当考え抜かれたものであるのはよく分かりました。
本当にすばらしいものを見させてもらいました。
「家並みプロジェクト」という古い民家を大事にしているところも見学したかったのですが、帰りの飛行機の時間もあり、後ろ髪を引かれる思いで帰路に着きました。
皆さんも機会あったら、ぜひに。
他の島もいいらしいですよ。