神奈川県産材の家
今回初めて、オール神奈川県産材の家を上棟しました。
昨年の秋に山へ行き、丸太の集積所に行って見てきました。
神奈川にも建築材に使えるしっかりした丸太もあるのが確認できました。
そこで今回は土台・柱はヒノキ4寸、梁はスギで、大黒柱はヒノキの6寸のを使い、屋根の垂木まで
県産材のスギでやりました。
本当に間柱まで含めて、「オール神奈川県産材」です。
長期優良住宅の認定を受けて、国からの補助金も通常の100万円に、プラス県産材使用で20万の補助をもらうことになりました。
初めてで期待半分ちょっと心配もしていたのですが、全く問題はなく中々立派な神奈川のヒノキ・スギでした。
中には四方無地の立派な柱もあり、このまま大壁で見えなくなってしまうのはもったいないと思うほどでした。
これまでは神奈川にはしっかりした製材所がなく、乾燥まで含めた管理をやってくれるところがないに等しかったのです。
そこをある会社が工場にも投資をして、製材から乾燥、そして加工までと一貫で行えるようにしました。
これからは「オール神奈川県産材」の他に「他地域のオール国産材」の住宅も提案していこうと思っています。
例えば吉野とか紀州とか天竜とか、日本を代表する立派な木材もたくさんあり、これらを自由に使えるようにして、日本の森林に協力することも大事と考えております。
本来の材木屋が材木屋らしく、木について語れることを自分の役割と思っております。
家造りには地震に強い家造りもあるし、日本の古来の伝統を生かした家造りもあるし、山から木材までを語れるのも日本の気候風土に合わせた家造りも重要な選択肢と考えております。
さらに幅を広げて、よりよい家造りに向かっていきたいと思います。