『中学の授業のお手伝い』
毎年地元の中学校から依頼を受けお手伝いをしています。
今年は12日(金)に二年生が「職業体験学習」として、庭の仕事をやってみたいとの申し入れで二名参加されました。
あいにく植栽の仕事は前日で終わってしまい、この日は土工事の乗り込みの日で、本当の肉体労働でした。
ツルハシで土を掘り起したり、セメントをこねたり、ブロックを敷き込んだりと、まさに土方仕事でした。
さすがに丸一日は無理なので、午後は木材の配達のトラックの助手をしてもらいました。
普段はテニス部やサッカー部で運動しているようですが、午前中の土方仕事には相当に堪えたようです。
でも仕事の一部を知ってもらっただけでも良かったかなと思います。
二人とも、とても素直ないい子でした。
これからもすくすく育って欲しいものです。
変な道に進むなよと、祈る思いです。
同じ12日に一年生には「地域講師」の依頼 がありました。
これまでは私が講師を務めていましたが、今年は住宅の社員の李 君に講師をお願いしました。
テーマは「職業についての考え方」と「木 について」でした。
これからはキリガヤとしては「木の伝道師」と なって木の良さを広めていかなければならないと考えてます。
そこでいつも社長だけが木の話しをするのではなく、これからは社員全員が「語り部」とならなければと考えています。
今回は入社10年目の李君に講師を務めてもらいました。
簡単なようですが、どうやって中学生に分かってもらえるかは意外と難しいものです。
彼も前日は寝不足になってしまうほど、準備に時間がかかったそうです。
いざスタート!
25名の生徒を前に講師の始まりです。
厭きさせないためにもワークショップをやらせたり、紙芝居のように説明ボードを工夫したりと頑張っていました。
職業については、世の中に様々な職業があるのを一次産業、二次産業、三次産業とに分けて上手に説明していました。
特にその中で自分の関わっている建築の仕事を通して、話しを進めていました。
木については、輪切りの丸太やいろんな樹種を見せて「木当てクイズ」もやってみたり、興味を持ってもらうようにやってました。
光合成から酸素を吐き出してくれる木の効果をじっくりと説明してましたが、本当にしっかりと理解して欲しいものです。
最後には生徒から謝辞を受けてましたが、初めての講師役で彼もうれしかったに違いありません。
少しでも地域に貢献しながら社員も交代で講師役を務めることで、「木の語り部」に近づいていけるのではないかと思っています。