地元中学の地域講師
毎年の行事で、今年も中学一年生の授業を受け持ちました。
今年は警察官、鍼灸師、美容師、造園の方、ユニクロの社員の方と私の6名が講師を務め、それぞれの職業での体験をお話しました。
私は木の話をしました。
どこまで解ってくれて、興味を持ってもらえるかですね。
木の特性図
質問も事前に28問もあったので、その答えも用意していくのですが、返答に困るものもありました。
例えば、「木の種類は世界で何種類あるのですか?」とか「一番長生きな木は何ですか?」とか「一番高い木は何ですか?」などとあり、勝手に答えられないので、森林総研に確認してみました。
何種類かまではちょっとわかりませんでした。
「長生きな木」は、樹齢9550年と言われ、スウェーデンにあるそうです。樹種は「トウヒ」だそうです。
日本では屋久島の縄文杉が4000年で一番ですが、スウェーデンのは倍以上です。
「高い木」はアメリカ・カルフォルニアのセコイヤメスギというもので、117.5mあるそうです。
セコイヤの一種は、その根本をトンネルになっていて、車が通り抜けているのもあります。
話しばかりでは退屈するので、クイズもやりました。
木の匂いをかいで、樹種をあてるものです。
桧が人気がありましたね。
このときはみんな元気なのですが、私の話しがつまらないのか、結構生徒の姿勢が崩れるのです。
授業が始まったらすぐに机に伏せる子がいて、ちょっと参りましたね。
社員なら私が持ってるものを投げてでも怒るのですが、生徒にやったらマズイので気を使いました。
「○○君、疲れているんだろうね、昨日は何時に寝たの?」と話しかけたら、ガバッと起きだして後は寝ませんでした。
「教師も大変だなぁ」と思いましたね。
私たちが中学・高校のときは、まだもう少しましだった気がするのは年のせいですかね。
これからの日本を担っていく若者が、もっと覇気があって欲しいと思うのは私だけでしょうか?
中国や韓国も受験の競争は激しいと聞きますが、何と言っても若い時にしっかりした教育をしていかないと大人になってからでは取り返しがつかなくなるのです。
自分自身の反省からしての実感です。
今やインドも相当に学力の向上が顕著で、今のままでは日本は教育の後進国になってしまいます。
現場の先生達は一生懸命に教えようとしているのですが、教育は先生に任せているだけでなく、できるだけ多くの人が手を貸していかなくてはならないと思いました。
みんなさん、出来るところで協力していきましょう!!