復活 キリガヤ祭りレポート
キリガヤ祭り当日の8月1日は予報を覆しての天気に恵まれ、無事にまた盛大に開催できました。
私自身はどのくらいの方がお見えになるのか、ちょっと不安もありました。
社員には「人数は関係ない、木工に慣れて楽しんでもらうことだ」と話していましたが、あまりに閑古鳥では盛り上がりませんし、本心はちょっとは気をもんでいました……。
しかし、その心配はすぐに吹っ飛びました。
10時の開店前からお客様が来られていました。
1時間での来場者は250名を越え、キリガヤ祭りの当日は1096名の方にご来場いただきました。
最初から最後まで「トントン」というかなづちの音が途切れませんでした。
今回は通りの商店街からも多数出店があり、おかげをもちましてどこも予定数量は完売したそうです。
焼き鳥・おでん・ところてん・カキ氷・焼きそば・手作りのパン・スーパーからの出店etc… 楽しい縁日になりました。
お祭りは工作がメインです。
このお父さんは背広で開店直後から来場され、お帰りは結局午後3時を過ぎていました。
私は「ちょっと場違いな格好ですが、どうされたのですか?」と尋ねますと、「子供を連れてちょっと顔を出して、その後は会社に行く予定だった」とのことでしたが、子供と一緒に汗だくで作っておられました。(子供よりお父さんが夢中そう)
「もう今日は休みですね」と話しましたら「いやッ このあと行かなきゃならんです」とのお答えでした。
工作を終えて、記念写真を撮って帰られるのですが、どの方のお顔も大変に満足した表情がとっても印象的でした。
かなり大きなテーブルのようなものを作っておられる方もいました。
木工作以外には貝細工の教室もあり、逗子の海岸で拾った貝殻を使って教えてくださいました。
見ていると子供も楽しんでいるようですが、お母さん達にも大変好評で50名くらいの方が作っておられました。
身近な自然も、こうやってみると立派な芸術になるのですね。
幼稚園にまだ行っていないくらいの小さなお子さんには塗り絵コーナーがあり、ここでは三角やブロックに切った木材に色付けをして楽しんでいました。
中にはおじいちゃんと一緒に大作を作っておられるご家族もいて、和やかで楽しげでした。
イベントも企画されていて、子供の丸太切り競争がありました。
景品は「カブトムシ」。
カブトムシと聞いて「よっしゃっ」と出てくる子もおり、初めての丸太切りに挑戦していました。
さすがに体の大きい子は力もあり有利だったようです。
反省点としては、台がちょっと高かったようで、小さい子には足が上らず、押さえが効かないために切りにくいようでした。
子供の競走を見て、大人からもリクエストがあがり、合計大人・子供2回ずつ行うことになりました。
これは大人も夢中になりました。
主催者である私も「負けちゃいけない」と出ましたが、2着になってしまいました。
本当に久しぶりの大イベントになりましたが、皆さん「木との格闘」に大変満足されたようにお見受けしました。
普段はのこぎりで木を切ることも中々経験はできず、ましてや「使い放題の木材は無料」ですから、中には本当にタダでいいのですかと聞かれる方もいました。
相当前の祭りに来られて、「子供と本箱を作ったんだけど、いまだに使ってますよ」と言われるお母さんもおられました。
自分達で作るからこそ、なおさら愛着がわくのですね。
私たちは木に親しんでもらうことが何よりもの喜びですし、「来年もお願いしますね」と念押して行かれる方もたくさんおられました。
よ〜〜し また来年ももっと楽しくやるぞ〜〜〜!!!
キリガヤ祭りには大勢の皆様にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
おかげさまでご好評のうちに無事終了いたしました。
これもひとえに商店街の皆様をはじめ、多くの方々のご協力のたまものと深く感謝しております。