男二人旅
長男が会議でカナダから戻ってきていて、「一度二人で温泉に行きたい」と申入れがあったので、「それなら…」と箱根に行きました。
考えてみるとこれまでに息子と二人だけで温泉に行くなどとはあろうはずがなく、人生初めてでした。
還暦の区切りとも考えていたようで、うれしかったですね。
いつもは箱根は車で行くのですが、大阪からの移動で、電車での旅となりました。
途中桜も咲いてましたが、新緑の芽吹きにはまだ早いようでした。
しかし、景色を楽しみながらの電車の旅もなかなかいいものでした。
宿は会員制のところでしたが、フロントの彼女がいつも融通してくれて、急なお願いにも快く受け入れてもらい、なかなか取りづらい土曜にも関わらず実現しました。
ゆっくりと食事して、温泉にもつかりながら、至福のひと時を過ごしました。
ここの料理長は昔からの知り合いで、食事をしながらも会話もできて、楽しい時間を過ごすことができました。
男同士の話はどうしても仕事がらみのことになるのですが、息子も第一線でバリバリの年代なので、仕事のことや人生のことやら、結構話も弾みました。
小さかった頃の旅行とは全く違う、大人の会話が新鮮でした。
ぬる目の露天風呂では、時も忘れて一時間半も話し込んで、気がついたら消灯の時間になっていました。
日本人にとって温泉はやっぱり一番いいもんですね。
温泉で心身ともにリフレッシュして、さあまたこれから仕事に全力投球です。
百年に一度の大恐慌に立ち向かっていきましょう。