「盛和塾 第17回全国大会」
今年も9/1、2で横浜の国立横浜国際会議場で国内はもとより、アメリカ、ブラジル、中国からも経営者である塾生が、これまでで最大の2768名が参加して、盛大に行われました。
去年の日記にも書きましたが、改めて説明をいたしますと、京セラの創業者の稲盛和夫さんに経営の教えを乞うてお話しいただいたのが始まりで、それは27年前になるそうです。
以来稲盛さんは、自分の仕事のかたわら慕ってくる人に自分の実際の体験から経営のあり方を話して、相手の企業も成長するのを楽しみに応援してこられたのが経緯です。
京セラはご存知のように世になかったセラミックの絶縁材を作り出し、これまでに一度も赤字を出すことなく成長を続けて、いまや全世界に10万人以上の従業員を擁する世界企業になっています。
稲盛さんは京セラのほか、AUの携帯会社もつくり上げた方です。
それだけの人でありながら、常に謙虚でひたむきに人生を送るように説いていて、それを慕い自分の経営に生かしたいと思う多くの経営者がこうして集まって勉強会をしているのです。
ご本人を間直で拝見すると、本当に仏様のようなオーラが出ています。
自分では、今に生きる松下幸之助かとも思います。
大会は「心を高め、経営を伸ばす」が不変のテーマです。
いつも稲盛さんは「経営者自身が心が高めていかないと経営も良くならないし、従業員を幸せにすることもできない」といわれます。
いつも大会は8人の経営体験発表会があり、最後に塾長が講話をして終了します。
その経営体験の発表者は、同じ立場でありながら、本当に良く頑張っておられるなと思うほど、皆ド真剣に経営をされています。頭が下がります。
自分は、まだまだ努力が足りないなと思うばかりです。
塾長のコメントに「正しいトップダウンなら やりなさい」というのもありました。
ついつい社員の意思を尊重するとか、合議が民主的とも思うときもあるのですが、会社の舵取りの責任はトップにあるわけで、責任を負う以上トップダウンも必要ということでしょう。
今回はシリコンバレーに渡り、一代で菊やバラやランの栽培で大成功を収めている方や、26歳で起業して今やマザーズに上場も果たして躍進を続けている人や、様々な体験を聞きました。 やはり誰にも負けない努力を惜しまずにやっていて今があるとのだと思います。
ややもするとこの不景気で、先が見えなくなると不安になるものですが、みんなもっと厳しい環境でもたくましく乗り越えて来たわけで、これからも大きな目標を掲げて前進していこうと思いました。