立木選定(りゅうぼくせんてい)・木魂祭(もっこんさい)
立木選定(りゅうぼくせんてい)・木魂祭(もっこんさい)に行ってきました。
静岡市のはるか山奥、市内から1時間半ほどの南アルプスをのぞむ富士見峠の近く、
海抜800mの山林で行われました。
山に生えている立木を選んで、お祓いをして切り倒します。
その丸太から自分たちの家の大黒柱や中黒柱などを作ります。
お施主さんは真剣な眼差しで木を見て回り、専門家からのアドバイスを受けながら、直径30cmくらいの木を選びます。そして切り倒されると桧のいい香りが辺りに立ち込めました。
年輪を数えると93個ありました。
長きに渡り風雪に耐えた木が、力強く生きた木が、今度は自分たちの住まいの中で生きるのです。どのお客さんも感動で目を輝やかせていました。
今回お世話になったのは静岡で広大な山を持ち、製材を行う「景山木材」。
「影山木材」の所有林だからこそできることです。
「影山木材」は植林から育林、製材と一貫しており、150万坪(約5000ha)の山で木を育てています。日本は今や80%を輸入木材に頼っておりますが、CO2の問題からも地産地消であるのが望ましいことは事実です。
「自分の家の大黒柱を自分で選んで家作りをする」ということを、これからのライフワークとして手がけていかなければと思っています。
そして材木屋の使命として、木を大切にし国土を愛する家作りの思想を普及させなければならないと考えております。
地震に強いSE工法も大事な選択肢ですが、両方の選択があっていいと考えています。
賛同される方がいたら、ぜひメールを下さい!
熱くお話しをさせて頂きたいと思います。
<今回参加頂いた皆様有難うございました>