暮れの被災地情報
今年もあとわずかになりました。
陸前高田の竹駒仮設住宅の皆さんから、クリスマスのイベントにとご招待をいただきました。
いつも支援を頂いてきたので、自分達でおもてなしをしたいとのお誘いでした。
スリランカの知り合い方の協力もあって、日本と向こうのカレーの競演でした。
そしてサンタさんが子供たちにプレゼントもしていました。
今回は別の大きな目的があって、その打合せでもありました。
来春に仮設住宅の近くに「竹駒食堂」を建設しようと運動をしています。
これからは支援に頼ることは出来ず、自立が求められます。
それには働く場所が必要で、それを仮設の方々で担えるようにしたいと考えています。
これが食堂の模型です。
場所も決まり、あとは仮設の住民の方々との組織が作りあがれば営業開始したいと思います。
とはいえ多額の資金が必要なので、私達はその計画と資金集めが課題です。
ベンチの時にお世話になった以上に、お力添えをいただければ幸いです。
そして今回はもう一つの仕事がありました。
隣町の宮城県気仙沼市に24日にオープンする「気仙沼復興商店街」にベンチを協力して欲しいと依頼を受けてました。
そちらのお届けもあったのです。
気仙沼の復興は力強かったですね。
真ん中の方が責任者の坂本さんです。
もともとの繁華街だったところの土地をNPOで借り上げ、そこには寿司屋や美容院、魚屋、肉屋、花屋、スナック、喫茶店など51軒のあらゆるお店が詰まっていました。
24日オープンで、その様子も見たかったのですが残念ですができませんでした。
気仙沼市内を走るとテレビでも報道されたように、船がドカ〜ンと居座ってました。
記念にしようかと言ってるようですが、それは将来はお荷物になるような気がします。
そのあと陸前高田市内に戻ったのですが、初めて「ド根性一本松」の根元まで行ってきました。
残念ながら葉は枯れていて、やはり再生は無理なのでしょう。
幹のところには「父母地蔵尊」が置かれていました。
高田市では再生の議論がされているようですが、総なめになった繁華街は5mのかさ上げをして町づくりしようとしているようです。
とてつもない大事業で、それが終わらないと建物の着工が出来ない訳で、おそらく10年以上の長期にわたる難事業と思います。
これからも見守っていきたいと思います。
暮れの紅白歌合戦では千昌夫が出場ですが、その時私達のいつもの窓口をしていただく「竹駒小学校仮設住宅」の会長さんの「熊谷 省二」さんがテレビに応援に出られるようです。
大晦日PM9:30頃、このお顔をぜひご覧になってください。
千さんとは家が真向かいだったようで、小さいときからのお馴染みだそうです。
ウチの会社も大勢の連中が、熊谷さんには本当にお世話になってきたので楽しみです。
この方のおかげで、この竹駒小学校仮設住宅はまとまっているのだと思います。
厳しい寒さと環境でしょうが、被災された皆さまも少しでも来たる年が希望を持てるようになりますことをお祈りいたします。