陸前高田 支援いろいろ
震災から三ヶ月になろうとしています。
逗子からも仲間がこれまでに陸前高田に向けて十数回にわたって活動が続いています。
今回は地元の新聞にも載ったのですが、キリガヤチームの活動の報告です。
<仮設住宅へ下駄箱と洋服掛の設置>
このときは大工6人と会社から4人が参加しました。
96世帯の住宅に下駄箱と洋服掛のお届けです。
限られた時間内で作業を終えるには、さすがに熟練工の技が生きました。
ものすごいスピードで仕上がりました。
お届け隊が各戸にお届けするのですが、皆さんが待ち望んで、喜んで受けていただきました。
洋服掛の長押の取り付けも時間との勝負です。
壁に釘も打てないという約束を役所と交渉し、取付を許可してもらいました。
これから長い仮設での生活になるわけで、少しでも便利に過せるように不便の解消のお手伝いをしたいものです。
普通に仕事をしていたら、泊りがけになるはずを、5時間で終えるには相当にハードであったと思います。
大工さんの中には、これだけ形相変えてやったことはないというほどの仕事になったようです。
終えての帰りに全員での写真ですが、夜行日帰りの強行軍にも係わらず、みな生き生きと満足感に浸ったいい顔していますね。
<その次の支援>
日曜日には焼き鳥などの炊き出しをしました。
本当はこれにビールがあって、一杯となれば最高ですが、そこまでのサービスは出来ませんでした。
皆さん並ばれて長蛇の列になりました。
一仕事終えて、日曜の夕方に市内に向かいました。
平日はダンプが走り回って片付けをするのですが、日曜は全てが休みでひっそりとしていました。
これまで見ることができなかったところに足を運びました。
バスもオープンカーのようになったり、鉄骨の柱が直角に曲がっていたりと、津波のすごさに驚かされました。
避難所に指定されて、そこでの被害が深刻にした「市民体育館」にも寄ってみました。
六角形の建物の天井によじ登った二人だけが助かったそうです。
市街地も徐々に片づけが進みつつあり、ガレキも鉄くずなどは整理されています。
とはいえ広大な被災地が復旧というにはまだまだ時間を要するのは誰の目にも当然と映ります。
いつになったらこの風景が変わるのでしょうか?
忍耐が必要です。