■施工例の説明

延べ床　－　74.58㎡（22.56坪）
構　造　－　RC
築年数　－　2001年5月
間取り　－　1LDK(ほぼワンフロア仕様)
内　壁　－　クロス・モルタル
床　　　－　オーク・モルタル・フロアタイル

江ノ島を望むマンションをリノベーションしました。
やや古めかしかった間取りを一新し、壁を取り払ってオープンな空間に変更しています。
お施主様はセカンドルームあるいはサードプレイスとしてこちらのリノベーションを検討され、実現にうつされました。
「月に2回は訪れてきたサーフィンの場所に、今の住いの延長線としてもうひとつの部屋を設ける」それがこのリノベージョンの出発点です。
 
「金曜の仕事が終わったらクルマを飛ばし、食材を買って夕食を作り（これを機に料理を学ぼう）、本を読み（読書好きではなかったが、ここでは読んでみよう）、翌朝５時とかからサーフィンをし（ローカルにしかできない憧れを遂に）、いったん戻って昼寝をし、午後にまた海に入ったり夕方に海を散歩したりして過ごし、日曜の午後には自宅に戻るようなカジュアルな使い方をベースに、在宅勤務が続く間は平日に行ってそこでテレワークというのもいい。」
そう話されるお施主様は、ご自宅も担当された設計士の方にリフォームの設計を依頼され、その夢をちりばめた空間を作り上げるパートナーとして、複数の候補の中からキリガヤが選ばれました。
キリガヤも設計士と共に知恵を絞り、夢の実現にご協力をさせて頂きました。
（設計士：山崎繁雄一級建築士事務所　sumutuku renovation　スムツク リノベーション）

 
広めの土間にウォークインのシュークロークを設けた玄関は、アウトドア用品の収納にも気兼ねしません。
特にサーフボードなどがきれいに収納できるのはご主人のこだわりのうちの一つです。
完璧に間仕切りしてしまうのではなく、風通しにも配慮がされたスペースになっています。
 
玄関の正面には絵画が飾られました。ご夫婦のお気に入りの一枚です。
シンプルな空間にしつらえているからこそ、絵画の色が映えて目に鮮やかに飛び込んできます。
ＬＤＫも同様に、ソファーの青と絵画の青が落ちついた大人の雰囲気を演出しています。
リビングにはエタノール暖炉があり、火を眺めながら憩いのひと時を楽しめるようになっています。
 
キッチンはアイランドスタイル。
タイルを貼った腰壁を付けることでスッキリとした印象にまとめ上げられています。
手元を見せない目隠しとしての効果もあり、意匠だけでなく実用性にも優れています。
3メートルという長さのキッチンを部屋の中心に置いたことで、インパクトがありながら使い勝手の良く出来上がりました。
ご夫婦が並んでお料理を楽しむのにも申し分ない広さです。
バーのようなおしゃれさが印象的な壁のルーバーは、スタイリッシュでありながら温かみも感じさせてくれます。
 
ご夫婦が特にこだわられたダイニングテーブルはキッチンと一体化した独特の装い。
角度を付けたテーブルからは江ノ島を望むことができます。
入れたてのコーヒーを楽しみながら海を眺めるのが最高の贅沢なのだとか。
掛け替えのない家族のひと時を最高の快適で叶えた暮らしがここにあります。