『チャネル17期経営計画と伊勢神宮』
毎年4月にはもうひとつの会社「チャネルオリジナル㈱」の経営方針発表会があります。
この会社を興してもう17年目に入ることになります。
「木の外観を広める」を目的に、都市部では木の使用は不可に近い状態だったのを、
米国の会社との提携から日本にも風穴を開けたのでした。
今は仙台から福岡まで営業所があり、カナダのスタッフも来日し、
ほとんどの社員とは年一の顔合わせという感じです。
若い社員が多いのですが、今やキリガヤをはるかに凌ぐ立派な会社になりました。

私の役目は回収業務のチェックです。
優秀者を表彰します。

そして自分の持ち時間でみんなに話しをします。

今年は若い連中にも、自分が65歳になった経験からの話しをしました。
今から自分で生きていける覚悟を持って仕事に取り組めと、
もう年金は破綻するわけで国を頼りにはできない時代になると伝えました。
年一での顔合わせなので、思いっきり飲みましたね。

「さあ今年も皆で力合わせて頑張っていこう!!!」と気持ちも新たに引き締まりました。
その経営方針の前に、わずかな時間でしたが伊勢神宮に参拝に行ってきました。
お恥ずかしい話し、実は私は伊勢神宮は初めてなのです。
ニュースで第62回式年遷宮のことを聞いていたので、何があっても参拝すると決めていました。
平日でも相当な見学者の数でした。

とにかく駆け足で内宮だけ急いで巡りました。

神楽殿

鳥居
天皇が参拝したニュースで映った内宮です。

写真も禁止になっているので、近くからは写せませんでした。
他の社も新しくなっています。

式年

御稲御倉
こういった建物は米蔵であったり、儀式のためであったりするようです。
見学をしてみて考えました。
こうやって20年ごとに建替えられていくとなると桧の丸太は枯渇するのではと心配になります。
実は明治の時代にもそういった議論がされたのだそうです。
でも時の明治天皇は技術の伝承が一番大事だから、古式のまま継承すべきといって今に繋がるのだそうです。
すでに丸太は伊勢界隈は切り尽され、今は全国から次のために準備がされているのです。
確かに20年を50年や70年に延ばせば木材は長持ちするかもしれませんが、
大工としての技術の継承は出来なくなるでしょうね。
そういった意味で20年というのは、確かに意味がありますね。
今度は社員と一緒に見学に行こうと強く思って帰ってきました。