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ガーデン事業部 奥入瀬研修 2日目
先日の5/31、6/1の一泊二日で青森の奥入瀬へ研修へ出かけました。
庭づくりのエッセンスを学び取る奥入瀬研修。二日目スタートです!
二日目 6月1日(月)
二日目は引き続き奥入瀬を巡るチームと、遊覧船に乗って十和田湖から緑を楽しむチームに分かれました。
どちらにするかかなり迷いますが、お宿の人の「朝の奥入瀬は最高」との一言で、
多くの人が奥入瀬満喫コースを選びました。
というのも、一日目の後半戦は日が傾いてきていて、名所の滝もちょっと影が差し気味。
やはり太陽の光にキラキラと輝く水や、木漏れ日の美しさを体感しなければ奥入瀬を体感したとはいえません。
朝の雰囲気はキリリとした空気と、木漏れ日の優しさが相まってお宿の人が仰っていた通り最高でした。
間近でこれだけの自然を感じられる機会は中々ありません。
早い瀬もゆったりとした流れもあり、その変化がまた目を楽しませてくれます。
しかし、お家のお庭でこの川を再現することは難しいのでは?
ガーデンの織田さんに早速聞いてみました。
「川を作ることはできないから、石や砂利、タイルで水を表現するんだよ」とのこと。
なるほど、枯山水みたいに水面に見立てることで、涼やかさや奥行きが表現されていたわけですね!
今までの庭づくりでもそうした手法は使われていますが、今後進化するキリガヤの庭づくりにご期待ください。
それにしても、朝の奥入瀬は本当に素晴らしかったです。
この木漏れ日をどのように表現するかも今後の挑戦になっていきそうです。
さてお昼は奥入瀬を離れ、社長御用達の北秋倶楽部へ!
風情のあるしつらえ。家と緑とのコラボレーションなど、コチラも学ぶところが数多くありました。
天然秋田杉の壁や天井は圧巻!
そして、秋田と言えばきりたんぽ!今回はシーズンではないのですが無理を言って作っていただきました。
シーズンではないので柔らかなネギなどをわざわざ探してくださったのだとか。
本当にありがとうございました!本場のきりたんぽ、とてもおいしいです!
皆何杯もおかわりしていました。
お腹が膨れた後は、これまた秋田と言えばのまげわっぱ。工場にお邪魔させていただきました。
今回お邪魔させていただいたまげわっぱの工場は社長の実家で、
お兄さんが社長をされていらっしゃる会社です。
まげわっぱは古い伝統を持つ素晴らしい工芸品。
美しい桜の皮のつぎや杉の木目の美しさ、どれをとっても一級品です。
お邪魔させていただいた大館工芸社さんでは現代のライフスタイルに合わせ、様々な商品を開発しておられます。
賞状がズラリ。開発された商品はどれも魅力的なものばかりです。
その製作現場を見学させていただきました。
昔は注文受注だったため、かなりのコストがかかっていたそうです。
といっても、今でも作業はほぼ手仕事。木という生き物を相手にしているので、簡単にはいきません。
100個の受注に対して、130個作るくらいでないと、100個納入するのは難しいのだそうです。
まげわっぱに使える材は、大きな木の中でもほんの一部。
茹でて柔らかくしたところを巻いていきます。
この工程でも木によっては曲がってくれず割れてしまうものもあるのだとか。
そんな難しい作業に、キリガヤを代表して織田さんがチャレンジ。
緊張してましたけど、しっかり巻けていると職人さんからお墨付きを頂きました!
その後も、ヤスリや中塗りなど様々な工程を見せていただきました。
一つの製品を作り上げるのに、何人ものスタッフさんの手を通らねばなりません。
その都度不良がないかチェックが行われ、製品の制度は高められていきます。
まげわっぱの奥の深さを、そしてモノづくりのこだわりに触れることが出来ました。
北秋倶楽部さんも大館工芸社さんも、作るものは違いますがお客様に喜んでもらうために最善を尽くす
プロの姿を見せていただいたと感じます。
私たちも家づくり、庭づくりのプロとしてお客様に感心していただけるものを作り上げるために、
今後とも勉強し努力し、最善を尽くしていきます。
- 2015年06月05日 7:00
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