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家守り通信No.5_内装材のメンテナンス
「カスタマーサービス」の畑木です。
今回は弊社が使用しています内装材のメンテナンスに付きましてご案内を致します。
弊社の内装材は新築、リフォームを問わず標準として
「ルナファーザー壁紙」、「エッグウオール壁紙」、「ドライウオール塗装」、
「珪藻土左官」等を中心に使用しています。
それらを採用している理由は全て「エコであること」、「環境と人体に優しいこと」、
「長い期間使用出来る事」、そして「メンテナンスが容易に出来る事」などをコンセプトとして
首尾一貫これまで18年間ほど継続して使用してきました。
①ルナファーザーはドイツの壁紙です。
その特徴は紙の中に本物の木のチップが漉き込んであるために湿気の吸排出をしてくれる事です。
またこの壁紙は塗装を前提にしていますので言い換えるならば塗装下地用壁紙と言っても良いでしょう。
クロス紙自体の厚みはとても薄いので一度貼り付ければ剝れてくることはまずありません。
貼りつけた後に仕上げ塗装をしますので汚れが付いた場合は
何度でもその上を塗装でリペアをすることが出来ます。それこそ半永久的な壁紙です。
②エッグウオールは最近採用し始めた物ですがクロス紙の上に卵の殻の微粉末を練りつけています。
卵の殻の微粉末は珪藻土と同じように吸排湿をしてくれます。
③ドライウオール工法とは水性ペイントを石膏ボードの下地を入念に平滑にした上に
塗装して仕上げる方法ですが、その仕上がりの良さは漆喰のように見えます。
これも汚れに対しては簡単に塗装をすることが出来ます。ただし結構手間暇のかかる仕事です。
④珪藻土左官はピンきりで色々と種類が有ります。
珪藻土として質が濃ければ濃いほど吸排湿の効果が高くなりますが
仕上げ表面の微粉末が触るとさらさらと落ちる場合があるのが欠点でもあります。
その為弊社では濃度と接着性のバランスを見ながらお客様に安心の商品をおすすめしています。
さて今日の本題です。
弊社は在来木造工法、SE構法で住宅建築をしておりますがどちらも勾配天井、
現しの梁や柱をデザインのポイントにしていますのでお引渡し後1年目のメンテナンスチェック時期には
壁の合わせ目である入隅などに少し隙が発生することが有ります。
ボードの下地に使用している木材が乾燥で多少収縮するためにボードを引っ張り、
結果的に隙間が出るのです。(ちなみに弊社の木材は全て乾燥材を使用しています)
それらを1年目のメンテナンスとして無償で直します。(2年目からは有償になります)
他社ではこのようなメンテナンスはしていないと良く聞きますが
お客様に気持ちの良い空間を提供するのが弊社の責任だと考えています。
- 2014年12月01日 12:00
- カテゴリー:■新築部, 家守り通信(メンテナンス情報)