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家守り通信No.6_Low-E複層ガラスと電波
こんにちは、「カスタマーサービス」の畑木です。
最近お引渡しを致しましたお客様からラジカセでFm・Amの放送が聞きづらい、
携帯電話が受信しづらいと言うお話をうけます。
ラジカセに付いているアンテナだけで受信をしようとしている事が多いのですが、
なぜ聞きにくくなっているのでしょうか。
そこで何が原因で電波が届かなくなっているのか調べてみました。
今回は弊社が使用していますLow-E複層ガラスについてお話を致します。
弊社のサッシの標準仕様はLow-E複層ガラスです。
この複層ガラスは細かく分けますと「遮熱タイプ」、「断熱タイプ」に分かれます。
それぞれの複層ガラスの特徴ですが
「遮熱タイプ」は室外側のガラスにLow-E金属膜のコーティングをしています。
夏は室内に入る太陽の熱線を50%以上カットします。
これに対して「断熱タイプ」は室内側のガラスにLow-E金属膜のコーティングをしています。
太陽熱を通過させながらも、室内の熱線(赤外線)を鏡のように反射させます。
つまりどちらのタイプもガラスに金属膜のコーティングがなされています。
これが電波を室内に入りにくくさせている主原因ではないかと思います。
また外装材、断熱材の種類によりましても微妙な影響が出るようです。
気密・断熱が高まればさらに影響が大になりそうです。
解決策としてはテレビ、インターネットを利用前提に有線系の会社と契約することが一番だと思います。
勿論ネットで放送も受信できますがTVのコンセントからラジカセ、ステレオに
直結すると鮮明な放送を聞くことが出来ます。
メーカーの説明書にも次のような文章が有りました。
【Low-E複層ガラスは携帯電話やラジオなどの電波機器をご使用時、
電波の受信に障害がでる場合があります。
特に、窓ガラス以外の外壁に電波を通しにくい断熱材や壁材などを
ご使用されている場合には注意が必要です】
参考になりましたでしょうか。
- 2014年12月10日 12:00
- カテゴリー:■新築部, 家守り通信(メンテナンス情報)