社長の不定期日記

『東京おもちゃ美術館 改修工事』

今回、四谷にある『おもちゃ美術館』の展示の改修工事に携わりました。
これは以前某ハウスメーカーで設計を担当していたお付き合いの人から頼まれて、遠かったけどやることになりました。
特別休館の間に完成させなければならず、突貫工事です。
 
しかし、計画は大幅に変更! 『丸太を建てる』という事になりました。
これは九州熊本の小国から運ばれてきたものです。
末口48cm、重量400kg 長さ3m80cm 僕らはいくら材木を運んでいるとはいえ、見て呆然としました。運べるか???
 
しかし、やるっきゃない!!
社員の若くて元気のあるのをかき集め、大工と合せて総勢9名で決行しました。
1丸太降ろし.jpg

2丸太運び.jpg
何とか8人で階段もどうにか切り抜け、無事に設置場所まで運び込みました。
 
さぁ~それからがまた一仕事。
400kgの丸太を立てなきゃいけない。
皆で知恵を出しあい、何とか立ちましたね。
3丸太起し.jpg

4柱たて.jpg
さすがに大工さんです。
ちゃんと納まるんです。
立ったら丸太が無性にかわいく思えました。
撫で撫でする感じです。
 
そこから本来の大工仕事の始まりです。
5墨だし.jpg 
僕は当初の打合せでは、Rの仕上げだけど、それほど難儀ではなく、
一度に貼っておいてジグソーで一気にカットできると計算していました。
しかし、甘かった!! そうは問屋が卸してくれない。
6床組み.jpg 
一枚一枚すり合わせて、Rに加工していきます。
予定外に時間がかかり、結局は毎日夜の9時の閉館の時間までぎりぎりの仕事でした。
大工は帰り道を間違えて、その日は家に帰りついたら夜中の1時だった日もあったほど。
 
それでも皆が本当に頑張ってくれて工期内に完成しました。
7完成.jpg 

そのあと所員の人たちが飾り付けをしました。
8飾りつけ.jpg

9黒板.jpg
なんとかわいい楽しい遊び場になりましたね。
これも設計をされた人が思いをこめて考えたのを、大工チームも意気に感じて大変な仕事だったけど頑張ってくれました。
 
14日からオープンしました。
子供たちが森からのプレゼントを喜んでくれたら、苦労した甲斐があったということです。
そのうち孫の大地と一緒にいって、どのくらい喜んでくれるか試してみたいと思います。
でも大地はいまはウルトラマン一色だから、この森からのプレゼントに感心示すのかちょっと不安ですね。
 
今度子供たちの喜ぶ姿を見に行くのが楽しみです。
 

2013年9月20日 08:13|カテゴリー:社長ブログコメントをする