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『今年の陸前高田 夏のイベント』

陸前高田は毎年8/7は固定で「動く七夕」という夏祭りをやっています。
これまでは津波で大被害を受けた中心市街地の空き地でお祭りが行われていました。
今年は8mの嵩上げ工事ため、集合しての祭りは中止で、
各集落ごとに行われることになりました。
おそらくこの先数年は同様のことと思います。

逗子では3.11に毎年追悼のイベントを行っています。
今年は陸前高田に記念碑を建てようと募金活動をしたら、
多くの支援を頂いて現地に建立できました。
その寄贈と除幕式をお祭りにかけて、現地に行ってきました。
除幕式には鳥羽市長も出席を頂き、無事に贈呈できました。

挨拶-20140812.jpg

集合写真-20140812.jpg

石碑-20140812.jpg

この言葉は地元の人たちが昔から言い伝えられていたことだそうです。
それが今は風化していたとも語ってました。
この文字はいつもお世話になっている地元の人に書いて頂いた書を彫ったものです。

私たちが支援活動をしている陸前高田の竹駒地区は「動く七夕」の山車がなく、
それでは寂しいだろうとお祭りを企画したのです。
逗子からは中高生が30人近く参加し、
除幕式とそのあとのお祭りの縁日の手伝いをしてもらいました。

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屋台-20140812.jpg

縁日の食材は多くの方々にご提供を頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。

除幕式のときは35度近くの暑い天気が、3時過ぎには黒い雲が出てきたと思ったら、
あっという間に雷と豪雨と化してしまい、
お祭りは中止せざるを得ない状況になりました。

テント-20140812.jpg

それでも台風11号の余波なのか天候不順ではありましたが、
何とか初期の目標だけはやり終えて帰ってきました。
子供たちは夜のミーティングでは、初めて被災地に入った感想などを報告しあっていましたが、
驚くくらいしっかりした意見を発表していました。
何より自分の目で現地を見て、どう感じたのかを次に生かしてもらえたら、
私たちもうれしいところです。

翌日は子供たちは、バスで市内を見学するのですが、
語り部さんに説明をしてもらい、更に状況は理解できたことと思います。

夜行で行った朝には気仙沼の魚市場に寄りました。
大きな船が接岸し、かつおの水揚げを見学しました。

かつお-20140812.jpg

たも-20140812.jpg

震災直後は建屋から岸壁も大被害を受けたのに、今はほぼ平常に戻っているようです。
何より経済が立ち上がらないと、真の復興にはなりません。

これからも継続して支援活動をしていくつもりです。
「忘れない、つないでいく」
これからもよろしくお願い致します。

2014年8月12日 12:59|カテゴリー:社長ブログコメントをする