『カナダのたび その4』
最後に訪問したのは、これまでチャネルオリジナルで不燃外壁を作り始めたときからの
パートナーの「インターフォー」という製材工場です。
ここはレッドシダーでは北米NO1の工場です。
フレーザー川沿いのメイプルリッチにある広大な敷地にある工場です。
全景は取れないので、部分的になります。

川に丸太が貯木されていて、そこから工場に引き上げます。
川の上に引き上げる置き場があり、そこから一気に工場へと送り込まれます。

今回はボートで丸太を動かしていたのを初めて見て、昔はなかったのかなと思ったのですが、
もう50年位前から活躍しているようです。

まるで曲芸師のようです。
何せ転覆しない構造になっているとか。
こうやって引き上げるための前さばきをしています。
工場の中はご覧のような広さで、縦横無尽に木材が流れまわっています。

大きな丸太を製材するのに2分くらいで終わります。
このスピードで生産されるわけで北米NO1もうなずけます。
その生産を支える裏方はのこぎりや機械のメンテです。
工場の中に目立ての場所があります。
ここはまさに職人って感じです。

こうやって一枚一枚最後の仕上げはやはり手仕事なのです。
大半はこういった機械が磨いでいき、最後は手というわけです。

今回は担当の人と上司の人も参加されてのミーティングでした。
終りにサプライズで絵を贈られました。

これは1928年当時の製材風景のようです。
そして上司のダンが挨拶をされましたが、何度も「感謝」ということを連発されてました。
それはチャネルが木製の防火木材というマーケットがないのに、ここまで切り拓いてきたことはすばらしい
という話しでした。
思い出します。
1997年(H9年)に実験に合格し、これから製造を開始するというときに、いろんなレッドシダーの
工場に交渉にいきました。
しかしどこも新しい市場で、かつ大手の会社でもない、見知らぬ会社が訪ねてきて協力してくれといっても、
正直いって困ったことと思います。
そのときにこの二人が引き受けてくれて、事業が始まったのです。
僕にとっては、こちらこそ感謝しなきゃならない恩人です。
このインターフォーあってこそ、チャネルの今があるのです。
帰りに事務所の正面で記念撮影をして、あとにしました。

一緒に行った仲間も一様に満足の様子でした。