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前田木藝工房を訪ねて

日本伝統工芸で名の知られた「前田純一」さんの工房を久しぶりに訪ねました。
前田さんは三代目で100年続く江戸指物の家系で、本来なら人間国宝にも押されるくらいの経歴でした。
それを家具に転じたのは、指物をしているときの自分の座っているイスがなんとも寂しい。
いっそ自分の納得の椅子を作ろうと転じたのでした。
6~7年ほど前からお付き合いがあり、社員も何度か訪問させてもらっています。

今回は4~5年前から預けてある栗の板を新社屋のテーブルに作ってもらうために相談に行きました。
テーブルの荒削りの状態です。


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これがどんな仕上げになってショールームに座るのか、今から楽しみです。

ここは松本から美ヶ原に行く途中の三城というところですが、市内からも標高で500mくらい高いので、普段でも4~5度は違うそうです。


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工房は修行中の生徒さんも住み込みで励んでいます。


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工房は整理整頓が行き届き、その中で創作活動をしています。


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今は四代目の大作さんも跡を継いでいます。
将来が楽しみです。

ここで家具造りをされるのですが、木のみの家具ではなく鉄・アルミなども取り入れています。
日本伝統工芸の技で「絹焼き」などという仕上げもあります。

新社屋の引戸の取手も依頼してきました。


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取手の鉄の仕上がりも味わってみてください。

師匠の前田さんはこんな椅子・テーブルも作っています。


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これに座るとなんともいえなず落ち着くのです。
家具は生活の一部として暮らしに溶け込むことが一番大事ですね。

ぜひ前田さんの経歴等をHPでご覧ください。
ホームページはコチラ。

新社屋の一階に前田先生の作品も数点並べて、実際に使ってもらうようにするつもりです。
一品作りの家具の違いをお確かめください。

2012年5月25日 12:38|カテゴリー:社長ブログコメントをする