新社屋上棟式...餅まき実施!!
2012年2月2日 大安吉日
前日の強風もおさまり、絶好の上棟式日和になりました。
今回は私のたっての願いで餅まきをやりました。
私が小学生のころ、近所で上棟があると話しを聞くと、友達みんなで餅拾いに行ったのが強く思い出に残っています。
最近この辺では餅まきは見ることもなく、なんとか古来の風習を残したいという気持ちもありました。
日ごろ工事でお付き合いを頂いている業者さんにも声を掛けたところ、70名以上の皆さんにご参加を頂いた上棟式になりました。
屋根には4mの柱の幣串に幅1.8m長さ2.7mの五色の吹流し。それが3本です。
それに真竹で作った弓矢が並びます。
お寺などの上棟には、以前は本当に弓矢の儀があったのだそうです。
幣串3本は、1本は施主、1本は鳶、1本は大工の棟梁のものとなります。
施主の幣串に自分で毛筆で上棟日・施主名・設計者名を書き入れました。
屋根には会長、私と息子、来賓と設計にあとは大工棟梁、鳶頭が上がり清め祓いの開始です。
私も安全の祈願とこれからの商売繁盛を願い、心をこめて玉ぐしを奉奠しました。
その後に「散餅銭(さんぺいせん)の儀」と言われる餅まきに移りました。
清めのお祓いの時には、会場は閑散としていたので、式が終わり会場を見渡したら、よもやこれだけの方がお集まりになったのかと驚いたのが本音です。
会長以下関係者で散餅銭をさせていただきました。
孫の大地も父親に抱かれながらの餅まきでしたが、大きくなっても覚えているのだろうか、3歳ではちょっと無理でしょうね。
工事の要の、彼がいなくては工事は進みませんが、工事部長の樋口も大量にまいていました。
用意したお餅は紅白で2500個、それにご縁がありますように5円玉は5000枚をお餅に貼り付けてあります。
時間にして30分くらいは投げていたのでしょうか?
会場は300人ほどの人たちが集まられ、会場は大変な熱気になりました。
子供たちも真剣です。
この子たちは大きくなったときに、自分と同じように上棟式の儀式を思い出してくれるだろうか。
最後には鳶頭に「木遣り」を披露してもらい、関東一本締めでお開きになりました。
会場では甘酒や、友人の手作りのお豆腐屋さんが、特製の豆腐の味噌汁も提供してもらい、寒い中でお待ちいただく方々に振舞われました。
自分の昔に辿った思い出を何としても復活したいと思い、上棟式に餅まきをいたしましたが、来られた皆さんも「本当に楽しかった」と言ってもらえ、心からやってよかったと思いました。
また強く思い出を刻み、完成に向けて工事を進めて参ります。