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神奈川の山に良質な木材を求めて4

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家を建てる間にはいろいろな儀式を行います。

昨日から心配だった お天気!?
お施主様のSさんもビックリするほどの この上ない 大晴天!!

お施主様には 早朝から 建築現場にお出掛けいただき、
厳かに地鎮祭を終え、その足で 神奈川県秦野の山に向いました。

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今 秦野の山は紅葉 真っ盛りです。

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「秦野森林組合」のある「秦野 里山ふれあいセンター」で待ち合わせ。

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ここで、秦野森林組合の鈴木さんと製材の市川屋さんとお施主様のご対面。
本日、秦野の山を案内してもらいます。

みなさん揃ったところで、いざ出発。

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丹沢表尾根 林道をどんどん登っていきます。秦野の山からははるか相模湾、江の島まで見渡せます。

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一般車両は進入禁止。

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ここからはこんな悪路が続きます。

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さらに森の奥へと進むと森の中はうっそうとした木立で覆われています。
あたりは薄暗い感じですね。

森林組合の方々は森林が健康に育っていくように、間伐作業を行っています。

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さっそく素性のよい桧を見定めます。

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あれこれ迷った末に・・・
「この木に決めた!」お施主様のインスピレーションです。永い付き合いとなる木との出会いです。

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お施主様と一緒に 紙垂 で飾り付け、お浄めの準備です。

立木を選び、伐採するこの儀式を私たちは「木本祭(このもとさい)」と呼んでいます。

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感謝をこめて「ありがたく、この桧を使わせていただきます。」

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二礼・二拍手・一礼 良い家が建ちますように・・・。

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早速 伐採作業に取り掛かります。
まずはワイヤーを幹の高いところに括りつけます。

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倒す方向を見定めながら、チェーンソーで根本を切り込んでいきます。

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お施主様は ドキドキワクワク 木がた倒れるその瞬間を待ちます。

しかし あたりの枝に引っかかってなかなか倒れません。
そこで先ほど括りつけたワイヤーをウインチで巻き上げて木を引き倒します。

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バサバサっという音の後に、ドスンと足元に響きつたわる振動。
その場にいると身震いするほど感動的なシーンです。
周辺には桧のいい香りが漂います。

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年輪を数えると73年!・・・さらに苗木の頃を加えると76年生の桧だったことがわかりました。

長年をかけて育った桧を使って、長年住まう良い家をつくっていきましょう。
お施主様のS様 今日は 大変お疲れ様でした。

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間伐したおかげで 薄暗かった森の中が少し明るくなりました。
これで森の中に光が届き 生き生きとした森がよみがえってきます。

今日は森の仕事の一部を見せていただきました。
秦野森林組合・市川屋のみなさん どうもありがとうございました。

森と住まいをつなぐ イベント 「木本祭」についてのお問い合わせは・・・
株式会社キリガヤ(川添)へお気軽にどうぞ。

2012年12月6日 12:00|カテゴリー:現場レポート