社長の不定期日記

『神奈川県緊急財政対策について』

今年から逗子商工会の副会長を拝命受けてる関係で、県からの要請で会議に出席してきました。
県もお金がなくて、このままではこの先2年間で1600億円も財源が不足する事態だそうです。
 
驚くのは人口比が大変なことになっています。
分かってはいましたが図にして示されるとびっくりしますね。

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[図1] 1970年 僕は大学の3年でした。まさに団塊の世代です。
[図2] 2010年 その団塊が定年を迎えることになり、団塊ジュニアとふたこぶラクダですね。
[図3] 2050年 もう僕らはこの世にいる訳がないけど、85歳以上の女性が一番の構成比になるとは驚きです。
 
高齢化社会がこれだけ進行すると、医療費も急増するわけです。

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わずか7年で神奈川の医療費は2倍です。
そんなことで財源見通しは、この2年で1600億も不足するとのこと。

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こんな表を見せられてすぐに理解はできませんが、危機的な状況だと言うのはわかります。
まとめとしては県有施設の見直し、補助金の見直しが行われるのは必至です。

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当日は各団体の方も大勢参加されてましたが、福祉関係の方は特に補助金の削減にぴりぴりしていました。
 
還暦を過ぎた僕らには、この先もなんとかなるだろうとは思うけど、
今の子供たちの時代が明るく希望の持てる世の中になって欲しいと願わずにはいられません。
しかし相当に思い切った先見性をもった改革がなされないと、日本そのものが沈没しかねません。
そんなときに政治家のだらしなさにはあきれ果てます。
今こそ覇権にとらわれず、大きなビジョンを示して、日本丸の進路を明確にすべきですね。
政治家のみに頼らず、自分で出来ることからやっていかないとと強く思います。
昔のように若者が上を支える構図にはならず、経済も世界をリードする技術も先を越される現状をみても、
ここで改めて教育を立国の柱に据える位の事をして立て直さないとならないときにきています。
キリガヤの今年のスローガンの「何事もポジティブに!!!」が大事と思います。
頑張っていきましょう。

2012年11月8日 08:30|カテゴリー:社長ブログコメントをする