社長の不定期日記

信州 小布施の旅

小布施はすばらしい町でした!!
今回は松本の前田木藝工房に打合せに行ったついでに足を延ばしました。
長野は社会人になったときの営業エリアでしたが、県内の観光地にはどこも行っていなかったので初めてです。
友人の会社に小布施出身の人がいて、事前情報がたくさんあり、大変に有意義な見学になりました。

小布施の中心は栗のお菓子で有名な「小布施堂」「造り酒屋 桝一」どちらも同じ経営者ですが、その先祖は高井鴻山になります。


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高井鴻山は葛飾北斎の晩年を小布施に招いて、活動を支援していたのでした。
その作品も小布施には随所に残っています。
その鴻山の記念館です。


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この大事業を推し進めたのが小布施堂の経営者で、先代は県会議員で現社長は町長を務めているようです。
いかに大きなビジョンを示して町を変え、人を呼び込むことに住民と一緒になって進めた結果と思います。
宿の奥さんによると、表通りにあった住宅は裏に移り、お店が表に出るように土地の交換も行ったようです。
もちろん建築協定で、建物も町並みを優先した造りになっていったとのこと。
9千人にまで減った人口が、今や1万2千人にまで増えているようです。
本当に敬服いたします。


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町はオープンガーデンと称して、登録しているところは個人の庭でも一般の人が自由に入れるようにもなっています。

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他にもこんなモニュメントも観光客を迎えてくれます。


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小布施は町全体に文化の香りがする感じです。
小布施ッションという講演会も6月6日、7月7日といったぞろ目の日に定期的に開催され、著名な方のお話を聞けるようです。7月は建築家の「隈研吾」さんの講演らしく、本当は行きたいのですが今回は都合つきません。
とにかく四季折々に訪ねてみたいと思えるすばらしい町でした。

帰りに軽井沢にある温泉宿の再生人星野佳路氏が仕掛けた「ハルニレテラス」に立ち寄ってきました。

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店舗をデッキでつないでいるのですが、これだけの広大なデッキは壮観ですね。
仕事柄納まりが気になります。
とても参考になりました。


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下地は鉄骨でしっかりと作り、デッキ面に木を使っています。
これならば変形地でも可能ですし、将来的にも長寿命になります。
このくらいのスケールを一度やってみたいですね。

大変に有意義な旅でした。

2012年5月30日 12:31|カテゴリー:社長ブログコメントをする